五輪控えるパリのルイ・ヴィトンに“刃物男” 警察官が首など切りつけられ重傷

AI要約

パリのルイ・ヴィトン店舗に刃物を持った男が侵入し、警察官を刺し逃走中に射殺された事件が起きた。

事件の男は27歳のセネガル国籍で、テロの動機はないと警察が発表した。

パリではオリンピック開幕に備えてテロ警戒区域が設定されており、関連事件やテロ疑惑が相次いでいる。

五輪控えるパリのルイ・ヴィトンに“刃物男” 警察官が首など切りつけられ重傷

 オリンピック開幕が1週間後に迫ったパリのルイ・ヴィトンの店舗に、刃物を持った男が侵入し、男は逃走中に警察官を刺しました。警察は「テロの動機はない」と発表しています。

 パリ中心部のシャンゼリゼ通りで18日午後7時ごろ、ルイ・ヴィトンの店舗内に刃物を持った男が侵入し、店の警備員が警察に通報しました。男は逃走中に警察官の首や耳などを刃物で切りつけて、警察官は重傷です。男は警察官に銃撃され、搬送先の病院で死亡しました。

 男はフランスでの滞在許可証を持つセネガル国籍の27歳で、パリ警視庁は「テロの動機はなく、オリンピックとも関係がない」と発表しています。

 オリンピック開幕を1週間後に控えたパリでは、18日に開会式が行われるセーヌ川沿い一帯が「テロ警戒区域」となり、大規模な立ち入り制限が始まりました。

 15日には、テロ対策でパリ東駅付近を巡回していたフランス軍兵士が刃物で刺される事件がありました。

 また、17日にはパリ北部のカフェのテラス席に車が突っ込んで1人が死亡、6人がけがをして、警察は故意に起こした疑いもあるとみて捜査しています。(ANNニュース)