トランプ氏のウクライナ戦争終結計画、「現実的になるべき」=ロシア

AI要約

ロシア外務省報道官は、トランプ前大統領のウクライナ戦争早期終結主張について、中東和平案の成果不足を踏まえ、現実的に捉えるべきだと述べた。

トランプ氏は紛争解決の可能性を強調し、バイデン政権下で歴史的悲劇が発生したと指摘した。

報道官は、選挙前の発言と政府関係者の発言を区別し、紛争解決の議論を現実的にする必要があると主張した。

トランプ氏のウクライナ戦争終結計画、「現実的になるべき」=ロシア

Dmitry Antonov

[モスクワ 18日 ロイター] - ロシア外務省のザハロワ報道官は18日、トランプ前大統領がウクライナ戦争を早期に終結できると主張していることについて、同氏が大統領在任中に中東和平案を発表しながらも何の成果も得られなかったことを踏まえると、現実的に捉えるべきと述べた。

記者団に対し「トランプ氏は24時間以内に紛争を解決すると述べた。その後、バンス氏は米国にとって中国がロシア・ウクライナ紛争よりも大きな問題だと述べた」と指摘。「選挙前の発言と適切な権限を持つ政府関係者の発言とを切り離す必要がある。紛争解決が可能かどうかを議論するなら現実的になるべき」とした。

またトランプ氏は大統領在任中に「『世紀のディール』に向けてかなり長期にわたり準備してきたが、何も終結せず、逆にバイデン政権下では(パレスチナ自治区ガザでの戦争という)大きな歴史的悲劇が起こった」とした。