バングラデシュで学生デモ激化 6人死亡、生活に影響

AI要約

バングラデシュの首都ダッカで政府職員採用優遇枠廃止を求める学生らの抗議活動が激化。衝突で6人死亡。

18日のデモでは警察関連施設に放火、警察は催涙ガス使用。市民生活への影響も顕著。

バングラデシュでは政府職員採用枠の割当措置に抗議デモが拡大しており、混乱が続いている。

 【ニューデリー共同】バングラデシュの首都ダッカなどで政府職員採用の優遇枠をなくすよう求める学生らによる抗議活動が激化している。デモ隊と治安当局が衝突し、これまでに6人が死亡。地元メディアによると、18日も衝突が起き、携帯電話のインターネット通信が遮断されるなど市民生活に大きな影響が出ている。

 18日の衝突では、デモ隊が道路を封鎖し、警察関連施設に放火。警察側は大学に集まっていたデモ隊に催涙ガスを使ったという。

 バングラデシュでは、1971年のパキスタンからの独立戦争に加わった兵士の子息らに、政府職員の採用枠の3割を当てる措置があり、抗議デモが今月に入り激化している。