銃撃前、不審人物と認識も見失う 米当局、容疑者の写真撮影し共有

AI要約

トランプ前米大統領の暗殺未遂事件に関するメディア報道によると、容疑者がトランプ氏の集会で不審な行動をしていたことがわかり、警備当局が警戒していたが見失っていた。

容疑者は大きな荷物を持ち、距離計測器を使用していたとして警戒対象となり、FBIも上下両院議員に事件を非公開で説明した。

容疑者は携帯電話でトランプ氏やバイデン氏、英王室メンバーの画像を検索していたことも明らかになっている。

 【ニューヨーク共同】トランプ前米大統領の暗殺未遂事件を巡り、米メディアは17日、銃撃の20分から1時間ほど前に警備当局が容疑者を不審人物として認識して警戒したが、その後見失っていたと伝えた。当局は不審人物として写真を撮影し、関係者で共有し警戒していたという。

 13日、ペンシルベニア州で開かれたトランプ氏の選挙集会で、トーマス・クルックス容疑者(20)は大きな荷物を背負い、手にした距離計測器をのぞき込んでいた。押収した携帯電話の解析から、トランプ氏やバイデン氏、英王室メンバーなどの画像を検索していたことも判明した。

 FBIは17日、非公開で上下両院議員に事件を説明した。