マカオ投資促進部門のワンストップサービスによる2024年上半期の投資プロジェクト総額が昨年通期を上回る

AI要約

マカオ招商投資促進局(IPIM)が明らかにした今年上半期の対マカオ投資状況。

投資プロジェクト数や新規雇用創出数、投資額が前年を上回る好調な結果。

マカオ政府の重点産業として位置付けられている分野に投資が集中。MICEイベントの参加者数も増加。

マカオ投資促進部門のワンストップサービスによる2024年上半期の投資プロジェクト総額が昨年通期を上回る

 マカオ招商投資促進局(IPIM)は7月17日、今年上半期(2024年1~6月)における対マカオ投資の状況を明らかにした。

 同局によれば、今年上半期に同局のインベスター向けワンストップサービスが受理した新投資プロジェクトは199件、フォローアップを完了した投資プロジェクトは153件あり、インベスター資料をもとにした新規雇用創出は817枠、また上半期累計の投資額が13.2億パタカ(日本円換算:約264億円)に上り、すでに前年通期を上回ったとのこと。

 近年マカオ政府では、カジノ産業を含む「総合ツーリズム・レジャー産業」を核に、「漢方医薬・ヘルスケア産業」、「現代金融産業」、「ハイテク技術・変革型伝統産業」、「MICE・貿易、文化・スポーツ産業」を重点産業と位置付ける「1+4産業多元化の取り組み」を展開しているが、今年上半期にフォローアップを完了した投資プロジェクトのうち4割超がこの範疇のものという。

 このほか、今年上半期のマカオにおけるMICEイベントの入場・参加者数は17万人超に上ったとした。