国立公園で父娘の遺体発見、道に迷い高温の中で飲み水尽きたか 米ユタ州

AI要約

米ユタ州のキャニオンランズ国立公園で、ハイキング中に道に迷った父娘の遺体が発見された。

父娘は気温が上昇する中で飲み水が尽きた可能性があり、公園局は猛暑に関連する死者が増える危険性を指摘している。

来園者には飲み水の携帯や過度な活動の回避を呼び掛けている。

国立公園で父娘の遺体発見、道に迷い高温の中で飲み水尽きたか 米ユタ州

(CNN) 米ユタ州のキャニオンランズ国立公園で,ウィスコンシン州に住む男性とその娘の遺体が見つかった。ハイキング中に道に迷い、気温が上昇する中で飲み水が尽きたとみられる。

52歳と23歳の父娘の遺体は、12日の午後6時前に発見された。米国立公園局によると、父娘がハイキングしていた地点の当時の気温は37度を超えていた。

父娘がどのくらいの間道に迷っていたのかは不明。死後に当局が発見するまでどのくらいの時間が経過したのかも分かっていない。

米国が記録的な暑さの夏を迎える中、猛暑に関連する死者は今後も増える公算が大きい。7月に入って米国では猛暑が原因と疑われる死者が30人を超えているが、実際の死者はこれを上回っている可能性がある。

キャニオンランズ国立公園当局は最近のSNSへの投稿で、同公園が隔絶した厳しい環境にあると指摘。食料やガソリン、宿泊施設や医療施設を見つけるには車を80キロ以上走らせなくてはならないかもしれないと注意を促していた。

また屋外で活動する場合は十分な量の飲み水を携帯し、1日のうちで特に気温が高くなりがちな午前10時から午後4時には「激しい」活動を避けるよう来園者に呼び掛けてもいる。