北アルプス旅の拠点「中部山岳国立公園奥飛騨ビジターセンター」リニューアル 体験型エリア登場

AI要約

中部山岳国立公園奥飛騨ビジターセンターがリニューアルオープン。北アルプスの自然や奥飛騨温泉郷などの観光地、文化を紹介し、旅の拠点として役割を果たす。

老朽化した「飛騨・北アルプス自然文化センター」が改修され、総工費5億9千万円かけてオープン。インフォメーション棟と自然体験棟があり、各地域の特色を展示し、体験学習が可能。

リニューアルオープンの記念式典では約100人が出席し、県や市の関係者が期待を示す。飛騨山脈ジオパーク推進協会が指定管理者として活動。

北アルプス旅の拠点「中部山岳国立公園奥飛騨ビジターセンター」リニューアル 体験型エリア登場

 北アルプスを中心とした中部山岳国立公園の魅力を発信する「中部山岳国立公園奥飛騨ビジターセンター」が13日、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯にリニューアルオープンした。乗鞍岳や槍・穂高連峰といった雄大な自然のほか、奥飛騨温泉郷などの観光地、文化を紹介し、旅の拠点としての役割を担う。

 2016年まで開館していたが、老朽化で休館していた「飛騨・北アルプス自然文化センター」を県が約1年間の工期を経て改修し、リニューアルオープンした。総工費5億9千万円。

 インフォメーション棟と自然体験棟があり、鉄筋コンクリート平屋、延べ床面積860平方メートル。県産のヒノキやスギを使い、床に多治見市産のタイルを敷いた。各地域の特色を展示形式で紹介したり、体験学習ができたりするエリアを設けた。天候や交通情報なども提供している。指定管理者は飛騨山脈ジオパーク推進協会。

 現地で記念式典が開かれ、県や市、観光関係者ら約100人が出席。大森康宏県副知事は「新たにさまざまな事業に取り組むことになり、期待している」とあいさつ。田中明高山市長は「地元と連携し、地域振興の拠点としたい」と述べ、テープカットでオープンを祝った。