元CIAの北朝鮮専門家起訴 韓国政府「代理人」で活動か 米

AI要約

米国の元CIA分析官が韓国政府の代理人として活動し、機密情報提供の疑いで起訴された。

テリー氏は韓国情報機関に非公開の米政府情報を提供し、ブランド品や資金を受け取ったと報じられている。

弁護士は起訴内容を否定し、政府の過ちが明らかになればと述べている。

 【ワシントン時事】ロイター通信は16日、ブランド品などの見返りに韓国政府の「代理人」として情報提供したとして、米連邦検察が元中央情報局(CIA)分析官で北朝鮮専門家のスミ・テリー氏を起訴したと報じた。

 

 テリー氏は2013年ごろから韓国情報機関に対し、非公開の米政府の情報を提供していたとされる。見返りとして、ブランド品のバッグやコートのほか、同氏が運営する政策プログラムに3万7000ドル(約580万円)を超える資金提供を受けていた。

 届け出をせずに韓国政府の「代理人」として活動し、「外国代理人登録法(FARA)」に違反した可能性がある。弁護士は取材に対し、「事実が明らかになれば、政府が重大な過ちを犯したことが分かる」と述べ、起訴内容を否定した。