米長官、イスラエルと停戦案協議 ハマス「交渉離脱」に言及

AI要約

ブリンケン米国務長官がイスラエルとの停戦交渉を協議。

ハマスの態度硬化により交渉は不透明感が増す。

イスラエルとの停戦合意に向け尽力する一方、パレスチナ自治区ガザの民間人犠牲者増加に深刻な懸念。

 【カイロ時事】ブリンケン米国務長官は15日、訪米したイスラエルのハネグビ国家安全保障顧問やデルメル戦略問題相と会談し、イスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦交渉について協議した。

 国務省のミラー報道官が発表した。ただ、ハマスは先日の最有力幹部を狙った攻撃で態度を硬化させており、交渉からの離脱にも言及。協議の先行きは不透明感が増している。

 ロイター通信などによると、イスラエル側はブリンケン氏との会談で、バイデン米大統領が5月末に公表した案を軸に、停戦合意に向け尽力していると説明した。一方、ブリンケン氏はパレスチナ自治区ガザでの最近の民間人の犠牲者増加に深刻な懸念を表明した。