ハマス軍事部門トップ、「殺害」と評価 空爆結果分析でイスラエル治安当局 報道

AI要約

イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南部への空爆でハマスの軍事部門トップのムハンマド・デイフ氏を殺害した可能性が報じられている。

ハマスは軍事面で大きな支柱を失うことになる。軍はデイフ氏側近の部隊司令官も殺害したと発表しており、デイフ氏が同じ建物にいた可能性が高い。

ただ、ハレビ参謀総長は結論を待てと述べ、ハマス側はデイフ氏は生存していると主張している。

 【カイロ時事】イスラエルのメディアは15日、同国軍が13日行ったパレスチナ自治区ガザ南部への空爆を巡り、治安当局が、標的としたイスラム組織ハマスの軍事部門トップ、ムハンマド・デイフ氏を殺害したと評価していると報じた。

 事実であれば、ハマスは軍事面で大きな支柱を失う。

 軍は14日、この空爆でデイフ氏側近の部隊司令官を殺害したと発表した。報道によると、軍は、デイフ氏が司令官と同じ建物にいたことは間違いないとみている。

 ただ、デイフ氏殺害に関し、ハレビ軍参謀総長は14日、「結論付けるには時期尚早だ」と述べており、慎重に分析を進めているとみられる。ハマス側はデイフ氏は生存していると主張している。