酒飲み時速159キロで疾走…10代死なせたドライバーを起訴=韓国

AI要約

50代の男が酒に酔って車を運転し、死亡事故を引き起こした事件が明らかになった。

男はアルコール濃度が違反基準を超え、制限速度を大幅に超えた状態で運転していた。

警察の遅れた飲酒測定が証拠として使えない可能性もあるが、検察は厳罰にする姿勢を示している。

酒飲み時速159キロで疾走…10代死なせたドライバーを起訴=韓国

真夜中に酒に酔ったまま車を運転して死亡事故を起こした50代の男が裁判にかけられた。

全州(チョンジュ)地検は15日、交通事故処理特例法(致死・致傷)違反容疑で逮捕された50代の男を起訴したと明らかにした。

男は先月27日午前0時45分ごろ、全州市内の交差点で酒を飲んだままポルシェを走らせ、別の車に突っ込み、その車を運転していた19歳のドライバーを死亡させた容疑を受けている。

事故の衝撃で衝突された車は転覆し、助手席にいた同年齢の友人も頭などを大きく負傷して重症患者室で治療中だ。ドライバーと友人は近くで運転の練習を終えて帰宅しているところを事故に巻き込まれた。

当時男の血中アルコール濃度は免許停止数値基準である0.036%と確認された。

調査の結果、男は時速50キロメートルに速度が制限された道路を時速159キロメートルで運転していた。

男は現場に駆けつけた警察が飲酒測定をしなかったため、治療を終えてから再度酒を飲んだという。

警察は帰宅した男を相手に飲酒の有無を測定し、男が「免許取り消し」の状態で車を運転していたのと結論を出した。この時すでに事故が起きて2時間以上が過ぎていた。

検察は警察の遅れた飲酒測定が今後の裁判過程で証拠として認められるのは困難とみて、飲酒状態を事故時から逆算して男の血中アルコール濃度を公訴状に記載した。

検察関係者は「被告人が罪に相応する処罰を受けるよう公訴維持に最善を尽くしたい。今後も人命被害を引き起こした飲酒運転事犯に対しては非寛容の原則で対応する」と話した。