「犯行態度は悪質も損害賠償済んでいる」無免許飲酒運転で小学生はね逃げた男に執行猶予付きの有罪判決【熊本発】

AI要約

2023年8月、熊本・益城町で無免許でトラックを飲酒運転し、自転車と衝突。小学生にけがを負わせ現場から逃走した男に執行猶予付きの有罪判決。

被告は飲酒運転の発覚を免れようとした行為が問題視され、悪質な犯行態度が指摘された。

裁判官は懲役1年6カ月、執行猶予5年の判決を言い渡し、損害賠償や反省の弁が考慮された。

「犯行態度は悪質も損害賠償済んでいる」無免許飲酒運転で小学生はね逃げた男に執行猶予付きの有罪判決【熊本発】

2023年8月に熊本・益城町で無免許でトラックを飲酒運転し、自転車と衝突。小学生にけがを負わせ現場から逃走したなどの罪に問われた男の裁判で、熊本地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。

無免許過失運転致傷、アルコール等影響発覚免脱、道交法違反の罪で判決を受けたのは、住所不定・建設作業員の杉野光希被告(32)だ。

判決などによると、杉野被告は2023年8月、酒を飲んだ後に益城町惣領の県道で無免許でトラックを運転し、横断歩道を渡っていた自転車と衝突。自転車に乗っていた小学生の男の子に全治約3週間のけがを負わせたにもかかわらず、現場から逃走したうえ、ドラッグストアのトイレで缶チューハイを飲み、飲酒運転の発覚を免れようとしたものだ。

7月12日の判決で熊本地裁の鈴木和彦裁判官は「男の子のけがは重篤ではないものの、現場から逃走するなどし、犯行態度は悪質。飲酒運転と無免許運転でそれぞれ罰金刑を受けた前科があり、交通法規に対する規範意識は薄弱」と指摘。その一方で「損害賠償が済んでいて、反省の弁を述べている」などとして懲役1年6カ月、執行猶予5年の判決を言い渡した。

(テレビ熊本)