【タイ】中国EVのZEEKR、SUVでタイ参入

AI要約

浙江吉利控股集団傘下の高級電気自動車ブランド「ジーカー」がタイ市場での展開を開始。「ZEEKR X」がスポーツタイプ多目的車として販売開始され、2024年末には2,000台以上の販売目標を設定。ジーカーは国内14カ所にショールームを設置し、タイ市場を皮切りに東南アジアへの展開を計画。

【タイ】中国EVのZEEKR、SUVでタイ参入

 中国自動車大手の浙江吉利控股集団(吉利、ジーリー)傘下の高級電気自動車(EV)ブランド「ジーカー(ZEEKR)」は11日、タイ市場でのブランド立ち上げを記念するイベントを開催し、スポーツタイプ多目的車(SUV)「ZEEKR X」の販売開始を発表した。2024年末までに2,000台以上の販売を目指す。

 「ZEEKR X」は「スタンダード」「フラッグシップ」の2グレードを発売し、価格はそれぞれ119万9,000バーツ(約528万円)、134万9,000バーツ。容量67キロワット時のリチウムバッテリーを搭載し、15分の充電で500キロメートル以上走行できる。航続距離は540キロ。

 購入特典として、5年間または走行15万キロメートルまで(いずれか早い方)の1級車両保険や、8年間または走行18万キロまで(いずれか早い方)のモーターとバッテリー保証が含まれる。納車は8月から。

 多目的車(MPV)「ZEEKR 009」の発売も年内に開始予定。

 ジーカーのショールームは国内14カ所に設ける。将来的には20カ所以上に拡大予定。

 ジーカーの右ハンドル市場への参入はタイが初となる。東南アジアではタイのほか、フィリピンで販売。今後はシンガポール、マレーシアなどでの展開を予定する。