プレステとの連携も？ ソニーホンダ会長語る開発中のEVの展望は
AI要約
ソニーグループとホンダが出資する電気自動車（EV）の会社「ソニー・ホンダモビリティ」が開発中のEV「AFEELA（アフィーラ）」にはエンタメ機能の搭載を検討中。
自動車メーカーの中でソフトウェア開発に注力し、車内でのエンタメ機能の充実を図る動きが加速している。水野氏は充電時間にもエンターテインメントを提案する考えを示唆。
同社は2023年に試作車を公開し、北米での先行受注を開始する計画。EV市場の逆風にもかかわらず、長期的な視野でEV普及を見据え、計画の変更はないとの姿勢を示す。
ソニーグループとホンダが出資する電気自動車（EV）の会社「ソニー・ホンダモビリティ」の水野泰秀会長兼CEOは6月、都内で報道各社のインタビューに応じた。開発中のEV「AFEELA（アフィーラ）」について、「例えばプレイステーションとIDを共通化するとすぐ遊べる」といったエンタメ機能の搭載を検討していると明かした。
米テスラや中国のEVメーカーでは自動車に搭載するソフトウェアの開発に力を入れており、自動運転など走行に関わる機能だけでなく、車内でのエンタメ機能の充実も進む。水野氏は「充電時間にどういうエンターテインメントを提案するか。お客様が『ワオ』と驚くような空間価値を提供できれば」と話す。
同社は2023年1月、米国で試作車を公開。25年前半に先行受注を始め、26年春に北米、同年後半から日本で納車を始める予定だ。
北米などではEVの販売が伸び悩み始めているとの指摘が出ている。「かなりアゲンストな風（逆風）が今は吹いているが、一過性のものと思っている。長い目で見ればEVが来るというのは間違っていないと思っており、特に計画の変更は考えていない」とする。（松岡大将）
