【カンボジア】基本食糧コスト、7月は前月比1.2%高

AI要約

カンボジアの基本食糧の購入コストが前月比1.2%、前年同月比5.3%上昇したことが発表された。

6品目の中で卵の値上がりが最も大きく、コメと豚肉も上昇した。アサガオナだけが下落した。

全国58カ所の市場を対象に調査が行われ、南東部の市場が最も高く、東部の市場が最も低かった。

 世界食糧計画(WFP)は、カンボジアの5月の基本食糧(BFB)購入コストは平均で前月比1.2%高、前年同月比5.3%高の月間27.9米ドル(約4,441 円)になったと発表した。都市部では前月比1.1%高の28.4米ドル(前年同月比では4.4%高)、農村部では同1.9%高の27.3米ドル(同7.5%高)だった。

 5月の調査報告書「マーケット&シーズン・モニタリング・アップデート」で食糧の購入コストを明かした。基本食糧にはコメ(混合米)、豚肉、植物油、アヒルの卵、魚類のスネークヘッド、東南アジアで一般的に食される野菜のアサガオナなどが含まれる。

 前月比を見ると、これら6品目ではアサガオナが4.1%下がったものの卵、コメ、油、豚肉、スネークヘッドはそろって上がった。上昇幅が目立ったのは卵で12.7%に上った。豚肉は4.3%、スネークヘッドは3.3%、油は0.8%、コメは0.3%だった。

 前年同月との比較では、値上がりしたのはコメと豚肉で、上昇幅はそれぞれ24.5%、1.8%。油は6.0%、卵は2.3%、スネークヘッドは1.6%、アサガオナは1.5%下落した。

 調査は全国58カ所の市場を対象に行われた。基本食糧が最も高かったのは南東部コンポンチャム州のパオアブ市場で、全国平均を約10%上回った。 最も低かったのは東部トボンクムン州のスオン市場で、13%下回った。