容疑者は介護施設勤務、成績優秀 友人少なく、いじめ証言も

AI要約

トランプ前大統領暗殺未遂事件の犯人クルックス容疑者の素性に迫る。高校時代はいじめられるなど孤立感を持ちながらも理数系科目では優秀であったという。また、射撃部に入ろうとしたこともあったという。

クルックス容疑者は介護施設で働いており、犯罪歴は確認されていない。ただし、17歳の時には民主党系組織に寄付を行っているが、18歳で共和党員として有権者登録をしていた。

ピッツバーグ近郊のベセルパークで育ったクルックス容疑者は、中流階級の家庭が多い地域で育ったとされる。友人を持たず、いじめられる日々を送っていたという。

 【ベセルパーク共同】米メディアによると、トランプ前大統領暗殺未遂事件のトーマス・クルックス容疑者(20)は介護施設で働き、高校時代は理数系科目の成績優秀者として表彰される一方、友人は少なく、いじめられていたとの証言もある。射撃部に入ろうとしたこともあったという。

 ペンシルベニア州ピッツバーグに近いベセルパークで育った。事件現場となった同州バトラーからは車で約1時間の距離で、中流階級の家庭が多い地域だ。

 「昼食時は1人で座り、服装をばかにされていた」。高校の同級生は、容疑者が毎日のようにいじめられていたと振り返った。別の同級生は「人の悪口を言わないいい子で、こんな事件を起こすとは思えなかった」と話した。

 犯罪歴は確認されておらず、介護施設の幹部も声明で、採用時の身元調査で問題はなかったと語った。

 17歳の時に民主党系組織に寄付した一方、18歳で共和党員として有権者登録していた。