がん公表の英キャサリン妃、ウィンブルドン観戦 1カ月ぶりの公務

AI要約

3月にがんを公表したキャサリン皇太子妃が1カ月ぶりに公の場に姿を現し、ウィンブルドン選手権を観戦した。

キャサリン妃は優勝したアルカラス選手にトロフィーを授与し、会場では拍手喝采を浴びた。

化学療法を受けている状況だが、経過は順調との声明を出しており、公務を制限しつつも積極的に活動を続けている。

がん公表の英キャサリン妃、ウィンブルドン観戦 1カ月ぶりの公務

 3月にがんを公表した英国のキャサリン皇太子妃(42)が14日、ロンドン郊外で開催されたテニスのウィンブルドン選手権を観戦した。英メディアによると、公の場に姿を見せるのは約1カ月ぶり。

 キャサリン妃が長女のシャーロット王女(9)とともに会場に姿を現すと、場内は総立ちとなり、拍手がわいた。キャサリン妃は観客に手を振って応えた。

 この日は男子シングルス決勝が行われ、キャサリン妃は優勝したアルカラス選手(スペイン)にトロフィーを授与した。

 英王室は、がんの部位や進行度については明らかにしていない。キャサリン妃は化学療法を受けており、3月以降は公務を制限しているが、チャールズ国王の誕生日を祝う6月15日のパレードには参列した。

 病状についてキャサリン妃は6月、「経過は順調だが、化学療法を受けている人なら知っているように、良い日もあれば悪い日もある」との声明を発表した。【ロンドン篠田航一】