バイデン大統領、健康状態に「異常ない」と強調も“撤退論”さらに加速か

AI要約

バイデン大統領がアメリカ大統領選挙から撤退を否定し、再選を目指す姿勢を示した。

記者会見ではトランプ氏を打ち負かす自信を示し、健康状態についても異常はないと強調したが、一部つまずきも見られた。

バイデン氏や民主党にとって党大会までに重要な時期であり、撤退論が広がる中、正念場を迎えている。

バイデン大統領、健康状態に「異常ない」と強調も“撤退論”さらに加速か

 アメリカ大統領選挙からの撤退を求める声が広がるなか、バイデン大統領は6月のテレビ討論会のあと、初めてとなる記者会見に臨みました。

 バイデン大統領は1時間に及ぶ記者会見で、選挙戦からの撤退を明確に否定しました。

「私が大統領選に出馬するのに最もふさわしい。私は一度トランプ氏を打ち負かし、再び打ち負かすだろう」(バイデン大統領)

 バイデン氏は、選挙戦を続けるのは「自分のレガシーのためではなく、仕事をやり遂げるため」だとこれまでの実績と訴え、トランプ氏が当選したら世界にとって大惨事になると警告しました。

 また、自分は常に優秀な医師に囲まれているとして、認知機能を含む健康状態に「異常はない」と強調しました。ただ、「ハリス副大統領」のことを「トランプ副大統領」と言い間違える場面もありました。

 今日の記者会見は就任後2番目に長く、アメリカメディアからは「つまずきはあったが乗り切った」という評価がある一方で、直後に下院議員の1人が撤退を求める声明を出すなど、13日以降、撤退論がさらに加速する可能性があります。

 党大会までに残された時間は多くはなく、バイデン氏にとっても民主党にとっても、まさに正念場を迎えています。(ANNニュース)