イスラエル軍、ガザ最大都市攻撃後に撤退 数十人の遺体を放置か

AI要約

イスラエル軍がガザ市から撤退し、数十人の遺体と破壊された家屋が残された。

ガザ当局が60体の遺体を回収し、一部地域は戦車が撤退したが、高台では狙撃兵が継続。

ガザ市では死体が散乱し、住民に自宅に戻らないよう警告が出されている。

イスラエル軍、ガザ最大都市攻撃後に撤退 数十人の遺体を放置か

Nidal al-Mughrabi

[カイロ 12日 ロイター] - イスラエル軍は1週間にわたる激しい軍事攻撃の後、パレスチナ自治区ガザの最大都市ガザ市から一夜にして撤退し、住民や救助当局が12日に明らかにしたところによると、同市では数十人の遺体が放置され、家屋や道路が破壊された。

ガザ当局によると、ガザ市のテルアルハワ地区とサブラ地区で過去1週間にイスラエル軍に殺害されたパレスチナ人の遺体約60体を回収した。

戦車が撤退した地域もあるが、イスラエル軍の狙撃兵や戦車が高台を制圧し続けている場所もあり、それらの地域の自宅には戻らないよう住民に警告しているという。

ガザのメディアによると、ガザ地区市民防衛隊のマフムード・バサル報道官は「通りには死体が散乱しており、バラバラにされた死体、家族全員の死体がある」と述べた。

イスラエル軍は11日、ガザ市でハマスの能力解体に取り組んでおり、「国際法に従って市民の被害を軽減するために実行可能な予防措置を取っている」と説明していた。