イスラエル軍、ガザ市を攻撃 UNRWA本部も標的に ハマスは反発

AI要約

イスラエル軍はガザ市でハマス関連施設を標的に作戦を行い、大規模な戦闘が続いている。

軍は数十人の戦闘員を殺害し、多数の武器を発見。多くの住民が退避を余儀なくされている。

昨年10月以来続く激しい戦闘で、軍はガザ市中心部を制圧したと発表している。

イスラエル軍、ガザ市を攻撃 UNRWA本部も標的に ハマスは反発

 イスラエル軍は8日、イスラム組織ハマスの関連施設があるとして、パレスチナ自治区ガザの最大都市ガザ市にある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のガザ本部などで作戦を行っていると発表した。ハマスは「(停戦)交渉を振り出しに戻すものだ」と反発している。

 イスラエル軍は8日、UNRWA本部を含むガザ市一帯にハマスの施設や戦闘員などが存在するとの情報に基づき、「対テロ作戦」を始めたと発表。翌9日には戦闘員数十人を殺害し、多数の武器を発見したと明らかにした。

 ロイター通信が伝えた住民の話によると、イスラエル軍の戦車が8日、少なくとも三つの方向からガザ市中心部に侵入。昨年10月にイスラエル軍とハマスの戦闘が始まって以来、「最も激しい」空爆と砲撃が行われ、数千人が退避を余儀なくされたという。軍は昨年末、ガザ市の中心部を制圧したなどと発表していた。