停戦交渉「振り出しに」 イスラエル軍、ガザ北部で攻勢 ハマス警告

AI要約

イスラエル軍がガザ市で攻勢を強め、停戦交渉が振り出しに戻る可能性が高まっている。

ハマスの最高指導者ハニヤ氏は交渉仲介国に緊急連絡を取り、警告を発表した。

イスラエル軍によるガザ市の攻撃が激化し、住民の避難勧告も出されている。

 【カイロ時事】イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏は8日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ北部のガザ市で攻勢を強めていることを受け、「(停戦に向けた)交渉が振り出しに戻る」と警告した。

 ハニヤ氏は交渉仲介国に緊急で連絡を取ったという。ハマスが声明で発表した。

 イスラエル軍は8日、ガザ市の複数地域に2日連続で退避勧告を出した。住民はロイター通信に、7日夜から8日早朝にかけて激しい爆撃があったと証言。軍は8日の声明で、ハマスが司令センターなどに利用していたとする学校や診療所を急襲したと発表した。