韓国の最低賃金 初の1万ウォン(1160円)を突破 11年で倍増

AI要約

韓国の最低賃金委員会は2025年の最低賃金を1.7%増の時給1万30ウォンに決定した。これは初めて1万ウォンを突破することとなる。

前政権が最低賃金を1万ウォン以上にする公約を掲げたが、1万ウォンを超すことはできておらず、引き上げ率1.7%は過去2番目に低い。

2014年以来、韓国で最低賃金が5千ウォンを上回ったが、今回の決定で11年で倍増することになる。

韓国の最低賃金 初の1万ウォン(1160円)を突破 11年で倍増

 労使などでつくる韓国の最低賃金委員会は12日、2025年の最低賃金を1.7%増の時給1万30ウォン(約1160円)とすることを決めた。最低賃金制度を1988年に導入して以来、初めて1万ウォンを突破することになった。

 韓国では文在寅(ムンジェイン)・前政権が2020年までに最低賃金を1万ウォン以上にすることを大統領選の公約に掲げた。一時は前年比16%以上に引き上げるなどしたが、1万ウォンを超すことはできていなかった。

 韓国の通信社、聯合ニュースによると、同国で最低賃金が5千ウォンを上回ったのは2014年で、11年で倍増したことになる。ただ、今回の引き上げ率1.7%は、過去2番目に低いという。