現代自動車と韓国労組、賃金巡り暫定合意=労組

AI要約

韓国の現代自動車は労使間の賃金協議で暫定合意に達し、ストライキ回避の見通しが立った。

合意では基本月給の引き上げや賞与・インセンティブの支給が含まれ、労組員による投票が予定されている。

現代自動車は過去6年間ストを回避しており、社会的な問題に対処しつつ組織と共存する姿勢を示している。

現代自動車と韓国労組、賃金巡り暫定合意=労組

[ソウル 8日 ロイター] - 韓国の現代自動車は8日、労働組合との賃金を巡る協議が暫定合意に達した。労組幹部が明らかにした。同社最大の生産拠点におけるストライキは回避できる見通しとなった。

現代自動車は「経営陣と労組は、社会的な問題を解決し、地域社会と共存するための措置を盛り込んだ賃金に関する暫定的な合意を、6年連続で争議なしに締結することができた」とする声明を発表した。

現代自動車は合意に基づいて従業員の基本月給を11万1200ウォン(80.46ドル)引き上げるほか、自社株に加えて賞与とインセンティブを支給する。

現代自動車労組は組合員4万3000人余りを抱える韓国最大級の労組。暫定合意は12日に組合員による投票にかけられる。

現代自動車は2018年以降、ストを回避している。