日韓首脳会談 ロシアと結びつき強める北朝鮮情勢に憂慮 「緊密な連携」で一致
AI要約
岸田総理大臣はNATO首脳会議出席のためワシントンを訪れ、韓国の尹大統領と会談。
北朝鮮情勢への懸念を共有し、緊密な連携を図ることで一致。
安全保障強化を目指し、NATOとの結束を強化する考え。
岸田総理大臣はNATO（＝北大西洋条約機構）の首脳会議に出席するため訪問中のワシントンで、韓国の尹大統領と会談しました。
岸田総理はロシアと軍事的・経済的な結びつきを強めるなど脅威を増す北朝鮮情勢に憂慮を示し、両首脳は緊密に連携することで一致しました。
「現下の国際情勢を踏まえれば、こうして緊密に議論、そして連携を図っていくこと、大変意義深いものであると思っています」（岸田総理）
岸田総理はこの外遊では、「安全保障に関わる分野の協力強化」を念頭にした会談やスピーチを行う予定です。
日本時間の11日夜にはNATO加盟国に加えて、日本や韓国など安全保障上の脅威を共有する国々が参加する会合があります。そこで岸田総理は「欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分だ」と強調します。
日本を取り巻く安全保障環境は「待ったなし」の厳しさのなかでロシアだけでなく、北朝鮮や覇権主義的な動きを強める中国を念頭にNATOとの結束強化をはかりたい考えです。（ANNニュース）
