サムスンの折り畳み式スマホ 新製品2機種公開=より薄型・軽量に

AI要約

サムスン電子が新製品発表会を開催し、折り畳み式スマートフォンの新機種を発表した。

新製品は耐久性を強化し、携帯性を高めたギャラクシーZフリップ6とギャラクシーZフォールド6が公開された。

両製品にはAI機能や最新の通訳機能が搭載され、カメラ機能も強化されている。

サムスンの折り畳み式スマホ 新製品2機種公開=より薄型・軽量に

【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子は10日(現地時間)、フランス・パリのルーブル美術館でスマートフォン(スマホ)「ギャラクシー」の新製品発表会を開き、折り畳み式の「ギャラクシーZフリップ6」「ギャラクシーZフォールド6」を公開した。独自開発した人工知能(AI)「ギャラクシーAI」を搭載した2番目のスマホで、携帯性を高めながらも耐久性を強化した。

 Zフリップ6は86.1ミリのカバーディスプレー「フレックスウインドウ」を備え、移動中でも折りたたんだ状態でメールなどを返信できるようになった。

 フラッグシップスマホ「ギャラクシーS24」で初めて導入されたリアルタイム通訳機能は、電話アプリだけでなくカカオトーク、LINE、微信(ウィーチャット)、グーグルミート、ワッツアップ、テレグラムなど九つの通信アプリで使用できる。

 重量はZフリップ6が187グラム、Zフォールド6が239グラム。いずれもZシリーズでは史上最薄・最軽量だ。

 外部からの衝撃を分散させるデュアルレールヒンジ構造を採用し、開いた画面の材質を強化して折り目のしわをより薄くした。

 両製品には、AIスマホ演算に最適化された米クアルコムの「スナップドラゴン8 Gen3」を搭載した。

 Zフォールド6は内部の熱を発散する「ベイパーチャンバー」の大きさを1.6倍に拡大し、Zフリップ6はシリーズで初めてベイパーチャンバーを導入した。

 カメラにはAI基盤の「プロビジュアルエンジン」が搭載された。「フォトアシスト」機能では専門家レベルの編集が可能になり、新たに追加された「人物写真スタジオ」は人物写真を3次元キャラクターや水彩画など多彩なスタイルに加工できる。

 バッテリー容量はZフリップ6が4000mAh(ミリアンペア時)、Zフォールド6は4400mAhに増えた。

 韓国では7月12日から予約を受け付け、24日から世界で順次発売する。価格はギャラクシーZフリップ6の256GB(ギガバイト)モデルが148万5000ウォン(約17万3000円)、512GBモデルが164万3400ウォン。

 ギャラクシーZフォールド6は256GBモデルが222万9700ウォン、512GBモデルが238万8100ウォン、1TB(テラバイト)モデルが270万4900ウォンに決まった。

 スマホ事業トップの盧泰文(ノ・テムン)MX事業部長(社長)は「さらに発展したギャラクシーAIと最適化されたフォルダブルフォームファクターは、ユーザーに新たな可能性を提示するだろう」と述べた。