タイでマッサージ受けた韓国人、足に膿が…「点滴打つ」悪夢になった旅行

AI要約

韓国の40代会社員がタイ旅行でマッサージを受けた結果、毛包炎にかかり、傷跡が残る事態に。

他の旅行者も同様の経験を報告し、清潔な店舗を訪れるよう注意が呼びかけられている。

専門家は毛包炎とマッサージの因果関係は未確認としつつも、注意を促している。

タイでマッサージ受けた韓国人、足に膿が…「点滴打つ」悪夢になった旅行

【07月09日 KOREA WAVE】韓国の40代会社員は、5月に家族と一緒に行ったタイ旅行を思い出すとため息が出るという。3日間、現地でマッサージを受けたが、右足に異常が現れた。赤い斑点が出てきて、目で見てもわかるほど膿疱が25個以上もできた。

会社員は韓国に戻るとすぐに皮膚科を訪れた。診断名は毛包炎だった。毛包(毛穴)に炎症が生じて赤く腫れ上がっていると言われた。会社員は「マッサージを受けてこんなことになるなんて驚いた。今後、海外でマッサージを受けるときは注意する」と話した。

会社員は当時、グーグルマップで評点の良い現地マッサージ業者2カ所を訪れた。1時間ほど横になって全身マッサージを受けた。

価格は500バーツ(約2200円)。マッサージ師はこの会社員の体にクリームを塗って指圧をしながらマッサージをした。この会社員は「足の甲、脛、ふくらはぎが少しかゆかった」というが、当時は発疹のようなものはなかったという。

翌日もこの会社員は、家族と別の現地マッサージショップを訪れた。ここでは膝の下の脚の部分だけマッサージを受けた。1時間ほどで、価格は300バーツ(約1320円)だった。

その翌日、目を覚ましたこの会社員は右足を見てびっくりした。皮膚に赤い発疹ができていた。時間が経つにつれ、かゆさも感じるようになった。この会社員は韓国に帰って半月以上、傷の治療を受けたが、現在も傷跡が残っているという。

オンライン上には、この会社員と同様の経験をしたという書き込みが掲載された。「フィリピンでスクラブマッサージを受け、全身にアレルギーが生じた」「ナトラン・ロードショップで、マッサージを受けて脛のあたりに小さな赤い発疹が出た」などの内容だった。

本格的な夏休みシーズンを前に、東南アジアの旅行者を中心に現地でマッサージを受け、「毛包炎」にかかったという訴えが増えているという。専門家は、毛包炎とマッサージとの明確な因果関係は未確認としているが、清潔な店舗を訪れるようアドバイスしている。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News