米パラマウント、買収受け入れ 1.3兆円、映画製作会社と合併

AI要約

米メディア大手パラマウント・グローバルがスカイダンス・メディアの買収提案を受け入れたことを発表。

買収額は80億ドルを超え、メディア・娯楽業界に大きな影響を与える。

合意内容には猶予期間や他社からの条件受け入れを可能とする条項が盛り込まれ、競争激化する中でのパラマウントの状況が明らかになった。

 【ニューヨーク時事】米メディア大手パラマウント・グローバルは7日深夜、映画製作会社スカイダンス・メディアによる買収提案を受け入れることで合意したと発表した。

 総額は80億ドル(約1兆3000億円)超に上り、メディア・娯楽業界の大型再編となる。

 協議は先月決裂したが、スカイダンスによる新たな条件提示を受けて再開に至った。合意内容には45日間の猶予期間を設け、他社からのより良い条件を受け入れることを可能とする条項も盛り込まれた。報道によると、これまでにソニーグループの米映画子会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントなどもパラマウントに買収を提案していた。

 パラマウントは人気映画「ミッション:インポッシブル」シリーズを配給し、米3大テレビ局の一つ、CBSテレビを傘下に持つことで知られる。ただ、米動画配信サービス大手ネットフリックスなどとの競争激化で、業績不振に陥っている。