【今週の数字】モダンリテール編(6/28~7/4): ナイキ の時価総額が280億減少、ほか

AI要約

ナイキの株価急落やサックス・フィフス・アベニューとニーマン・マーカスの買収についてのニュースが注目された。

ユニクロの国内既存店売上高が3カ月連続で増収し、夏物商品や新商品の販売が好調だった。

各企業の動向や市場動向に注目が集まっている。

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「Notable Numbers of the Week」は、モダンリテールが注目するニュース(6月28日(金)~7月4日(木))を数字とともにご紹介します。

280億ドル

ナイキ(Nike)は6月27日、2025年度の売上高が1ケタ台半ばの減少になるとの見通しを示し、ウォール街に衝撃が走った。少なくとも6つの投資銀行が株価を引き下げ、1980年12月の株式公開以来、同社史上最悪の取引日に。この暴落でナイキの時価総額は約280億ドル(約4兆5100億円)減少し、前日の1420億ドル(約22兆8750億円)から1140億ドル(約18兆3600億円)弱となった(CNBC)。

26億5000万ドル

サックス・フィフス・アベニュー(Saks Fifth Avenue)の親会社HBCは、パンデミック中に破産法の適用を申請していたニーマン・マーカス(Neiman Marcus)を26億5000万ドル(約4270億円)で買収することで合意した。この買収で新会社サックス・グローバル(Saks Global)は75店舗と100店舗のアウトレットを持ち、メイシーズやノードストロームに対抗する。経営はサックスのCEOマーク・メトリック氏が担当し、テクノロジーやブランドへの投資が予定されている。Amazonからの支援も受け、統合による効率化が期待されている(NY Times)。

15%増

国内ユニクロの6月度既存店(eコマース販売含む)売上高は前年比 114.9%と3カ月連続の増収だった。夏物商品の販売が好調だったことに加え、トレンドを捉えた新商品の販売が好調だった()。

Edited by 戸田美子