米シティのシンガポール従業員数500人減、世界的な再編の一環-ST

AI要約

シティグループのシンガポールの従業員数が約500人減少し、世界的な再編の一環としてアジア太平洋地域を担当する管理層やその他の職務を廃止した。

一部のスタッフは新設の国際部門に移り、管理層が減少し、意思決定が迅速になる。

シンガポール部門は依然として成長する富裕層向けビジネスの人員や商業銀行バンカーの増員を検討している。

(ブルームバーグ): 米銀シティグループのシンガポールの従業員数が約500人減少したと、ストレーツ・タイムズ(ST)紙が8日報じた。同行が実施している世界的な再編の一環。

ST紙によると、シティのシンガポールにおけるフルタイムおよび契約社員数は現在8000人で、昨年10月の8500人から減少した。同行は業務を合理化するため、アジア太平洋地域を担当する管理層やその他の職務を廃止したという。

シンガポール担当幹部のティボール・パンディ氏はST紙とのインタビューで、一部のスタッフは北米以外の事業を統括する新設の国際部門に移ったと述べた。

「管理層が減り、意思決定が迅速になり、全体のガバナンスがよりシンプルになる」とパンディ氏は語ったという。

シンガポールはシティにとって依然として最大の事業分野の一つで、シンガポール部門は成長する富裕層向けビジネスの人員や、同地域に進出する企業に対応する商業銀行バンカーの増員を検討していると同氏は付け加えた。

原題:Citi’s Singapore Workforce Shrinks by 500 Amid Restructuring: ST(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.