米パラマウントとスカイダンス、合併で合意

AI要約

米メディア大手パラマウント・グローバルと米映画製作会社スカイダンス・メディアが合併で合意

スカイダンスがナショナル・アミューズメンツを買収し、パラマウントと合併

スカイダンスは17億5000万ドルでナショナル・アミューズメンツを買収

米パラマウントとスカイダンス、合併で合意

Dawn Chmielewski

[7日 ロイター] - 米メディア大手パラマウント・グローバルと米映画製作会社スカイダンス・メディアは7日、合併で合意したことを発表した。

パラマウントはパラマウント・ピクチャーズとともに、CBSやケーブル局のMTVやニコロデオンなどを傘下に持つ。

パラマウントの支配株主でもあるシャリ・レッドストーン会長が一族が保有する過半数株式を売却する。

スカイダンスはレッドストーン一族の持ち株会社でパラマウントの77%の議決権を有するナショナル・アミューズメンツを買収し、その後パラマウントと合併する。

パラマウントはテレビ事業の不振などで2019年以来企業価値が170億ドル近く落ち込んだ。

今回の合併交渉は数カ月におよび、先月11日にはレッドストーン氏が交渉打ち切りを宣言した。

当時スカイダンスとパートナーはナショナル・アミューズメンツの買収で合意していた。しかし、ナショナルアミューズメンツがレッドストーン一族以外の大多数の株主による買収の承認を求めたことなどにスカイダンスが反発し交渉が行き詰まった。

他にもナショナル・アミューズメンツの買収に名乗りを上げる向きも出てきたが、スカイダンスのデービッド・エリソン氏とレッドストーン氏はひそかに新たな条件で協議を再開させたという。

交渉に詳しい関係者によると、スカイダンスはナショナル・アミューズメンツを17億5000万ドルで買収する。取引から生じる恐れのある訴訟から同社を保護することも条件に盛り込まれた。