尹大統領 NATO首脳会議に出席するため出発へ=3年連続

AI要約

尹大統領がNATO首脳会議に出席するため、米国に向け出発。同会議で主要友好国との協力を通じ安全保障強化を模索する。

ワシントンではロ朝の脅威に警告を発し、5カ国以上のNATO加盟国首脳らと各種協力分野で会談。夜にはバイデン夫妻の夕食会に出席。

IP4首脳会議やNATO主催フォーラムにて演説。韓米、韓日、韓米日の首脳会談未定。前哨訪問では朝鮮戦争記念墓地を訪れ、韓米同盟を強化。

尹大統領 NATO首脳会議に出席するため出発へ=3年連続

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は8日午後、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するため、米国に向け出発する。韓国大統領として初めて3年連続の出席となる。

 同首脳会議が開かれるワシントンではロ朝の接近に対して強い警告のメッセージを発するとともに、主要友好国との協力を通じ安全保障強化を模索する見通しだ。

 10日にNATOのストルテンベルグ事務総長のほか、チェコ、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーなど5カ国以上のNATO加盟国首脳らと相次いで会談する。エネルギーや安全保障分野での協力を中心に懸案のほか地域・国際情勢などを議論する。同日夜にはバイデン米大統領夫妻が主催する夕食会に、夫人の金建希(キム・ゴンヒ)氏と共に出席する。

 11日にはインド太平洋地域のパートナー国(IP4)と位置付ける韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国首脳会議を行い、NATO首脳会議に出席する。IP4首脳会議ではロ朝の軍事協力に対する強い警告のメッセージを出す可能性がある。同日午後に、NATO主催のフォーラムで韓国大統領として初めて演説する。

 NATO首脳会議に合わせた、韓米、韓日、韓米日の首脳会談の開催はまだ決まっていないとされる。

 尹大統領はワシントン訪問に先立ち8日にハワイ・ホノルルを訪れ、朝鮮戦争の参戦者らを埋葬する国立太平洋記念墓地で献花する。9日にはインド太平洋軍司令部を視察し、強固な韓米同盟を確認する。