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ウクライナ軍、ドネツク州要衝の一部地区から撤退 ロシア軍侵入
ウクライナ軍はドネツク州の要衝チャソフヤールの一部地区から撤退したことを明らかにした。
ロシア軍がチャソフヤールの一地区を制圧し、ロシア軍が西進するための中継点となる可能性があることが明らかになった。
ウクライナ軍は相対的に安全な地域に撤退したものの、敵の攻撃を受けている状況である。
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Anastasiia Malenko
[キーウ 4日 ロイター] - ウクライナ軍は4日、東部ドネツク州の要衝チャソフヤールの一部地区から撤退したことを明らかにした。
ロシア国防省は前日、チャソフヤールの一地区を制圧したと発表していた。
ロシア軍がチャソフヤールを完全に掌握した場合、クラマトルスクやスラビャンスクに向けて西進するための中継点となり得る。
ロシア国防省によると、同国軍はチャソフヤールの東側を流れる運河の西に位置する地区を掌握した。
ウクライナ軍報道官は国内テレビで「敵が侵入しており、運河地区を保持することは現実的ではなくなった。軍人が生命と健康を脅かされており、守備陣地が破壊されたためだ」と説明。
「ウクライナ軍は相対的に安全な地域に撤退したが、そこでも敵が積極的な戦闘行為を続けている」と述べた。