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ロシア中銀総裁、全力でインフレ抑制と強調 週間統計の急上昇で
ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は、インフレ抑制と景気過熱回避に全力を尽くす考えを示した。
消費者物価の急上昇により、中銀が直面する課題が浮き彫りになった。
アナリスト調査では、中銀が政策金利を引き上げると予想されており、ロシア経済の安定を図るためにはインフレ制御が必要だと説明された。
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Elena Fabrichnaya Darya Korsunskaya
[サンクトペテルブルク 3日 ロイター] - ロシア中央銀行のナビウリナ総裁は3日、中銀はインフレ抑制と一段の景気過熱回避に向け全力を尽くすと言明した。政府統計で6月25─7月1日の1週間の消費者物価が0.66%と急上昇したことを受けた。
物価上昇は主に住宅と電力料金の指数補正によるものだが、なおインフレ高騰に苦慮する中銀が直面する課題の大きさが浮き彫りになった。
ロイターが今週行ったアナリスト調査では、中銀は26日の次回会合で政策金利を200ベーシスポイント(bp)引き上げて18%とすると予想されている。
ナビウリナ氏はサンクトペテルブルクで行われた金融フォーラムで、「インフレは経済的にも社会的にも非常に有害。われわれはインフレを低水準に抑制するためあらゆることをしていく」と述べた。その上で、ロシア経済の資金源を長期にわたり確保するにはインフレを制御する必要があると指摘した。