ECBマクルーフ氏、年内利下げはあと1回との見方-ロイター

AI要約

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は、今年はあと1回の利下げで十分と考えており、インフレ率の目標に向かっている確信を得るには時間が必要だと述べた。

マクルーフ氏は、7月初旬時点で2回の利下げはやや過剰であるとし、それが必ずしも起こるとは限らないとしながらも、1回の利下げは見込むと述べた。

マクルーフ氏はポルトガルで開催されているECB年次フォーラムに出席し、ロイター通信とのインタビューで上記発言を行った。

(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は、今年はあと1回の利下げで十分とみており、インフレ率が目標の2%へ向かっているとの確信を得るにはさらに時間が必要だとの考えを示したと、ロイター通信が報じた。

ポルトガルのシントラで行われているECB年次フォーラムに出席しているマクルーフ氏はロイターのインタビューで、「あと1回の利下げ見通しで十分だ」と述べ、「7月初旬の段階で2回の利下げというのは恐らく、やや行き過ぎだろう。ただその可能性を排除するとは言っていない」と話した。

原題:ECB’s Makhlouf Sees Only One More Rate Cut This Year: Reuters(抜粋)

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