バイデン大統領の健康状態、選対委員長が擁護

AI要約

バイデン大統領の健康状態に関する批判に対し、バイデン陣営が強調するものとは

党内の懸念に対応するために開催されたオンライン会合でのバイデン陣営の主張

会合での討論会後の意見交換や反応について

バイデン大統領の健康状態、選対委員長が擁護

ワシントン(CNN) 11月の大統領選に向けたテレビ討論会でバイデン大統領が精彩を欠いたとの批判に対し、バイデン陣営のジェン・オマリー・ディロン選対委員長は1日、民主党全国委員会のオンライン会合で、バイデン氏の健康状態は良好だと強調したことが分かった。参加者らがCNNに語った。

会合は討論会をめぐる党内の懸念に対応する目的で開催された。

ディロン氏は、オンラインで参加した約500人の献金者を前に、バイデン陣営は楽天的でなく冷静な視点に立っていると主張した。バイデン氏の方針変更を示唆する発言は一切なかったという。

同氏はバイデン氏が今年の健康診断で「職務に適格」と診断されたことを指摘し、「われわれの大半よりも良好な健康状態だろう」と力説した。

これに対し、参加者の1人は「現実の不安を無視するコメントだった」と不快感を示した。バイデン政権の高官が不安に耳を傾けず、軽視しようとしたことに失望を表明する声もあった。

会合ではさらに、党や陣営の幹部が「パニックを起こすな」「支持率が下がるとすればネガティブな報道のせい」「撤退を求める論調は大げさ」と訴える場面もみられた。

討論会後に陣営幹部の名前で送られた資金集めのメールには、情けない「おねしょたれ」の一団がバイデン氏に撤退を呼び掛けているとしたうえで「それは(前大統領の)トランプ氏が勝利し、われわれが負ける最短の道だ」と拒否する文言があった。この表現に、一部の党幹部らは「無礼」「不愉快」と反発している。