両陛下、チャールズ国王夫妻主催の晩さん会に出席

AI要約

英国を訪れている天皇、皇后両陛下がチャールズ国王夫妻の晩さん会に出席した。

国王は日英の友情と国際的なルールへの尊重を強調し、現在の価値観の重要性を述べた。

晩さん会には、アン王女が軽傷を負って欠席しており、回復に向かっていることが明らかにされた。

両陛下、チャールズ国王夫妻主催の晩さん会に出席

【AFP=時事】英国訪問中の天皇、皇后両陛下は25日、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)でチャールズ国王(King Charles III)夫妻主催の晩さん会に臨まれた。

 スピーチに立った国王は、日英の「緊密な友情」は「国際的なルールと制度に対する相互理解」に基づき、「最も暗い時代を含む歴史の教訓の上に築かれてきた」と語り、「きょう、私たちはこうした原則がこれまで以上に問われる世界に直面している。自由、民主主義、法の支配という私たちが共有する価値観がこれほど重要になったことはない」と強調した。

 さらに日本文化と英国との関わりについて触れ、日本を代表するキャラクターで、英国在住の「ハローキティ(Hello Kitty)」が誕生50周年を迎えることにも言及し、誕生日をぜひお祝いしたいと語った。

 がんの治療を続けている国王は、この数か月、一部の公務を再開。医師団は治療経過に「大きな手応えを感じている」との見方を示していた。

 晩さん会には、国王の妹、アン王女(Princess Anne)も出席する予定だったが、馬に蹴られたことが原因とみられる軽傷と脳振とうで入院している。

 夫のティモシー・ローレンス(Timothy Laurence)海軍中将は25日の会見で、王女は「快方に向かっている」と明らかにした。【翻訳編集】 AFPBB News