仏極右、軍派遣に反対 マクロン氏と対立も

AI要約

極右政党、国民連合(RN)のバルデラ党首は、ウクライナ支援に賛成する一方、フランス軍の派遣や長距離ミサイルの供与には反対を表明。

マクロン大統領はウクライナに支援を惜しまず、ミサイル供与や戦闘機支援、軍事教官派遣の計画を進めている。

下院選でRNが勝利すれば、RNとマクロン政権が対立する可能性がある。

 【パリ共同】6~7月のフランス国民議会(下院)選で優勢が伝えられている極右政党、国民連合(RN)のバルデラ党首は24日、ロシアの侵攻を受けたウクライナへの支援に賛成の意向を示した上で、フランス軍の派遣や長距離ミサイルの供与には反対を表明した。RNが下院選で勝利すれば、支援に積極的なマクロン大統領と対立する可能性がある。

 マクロン氏はこれまでウクライナに長距離ミサイルを供与したほか、自国製戦闘機ミラージュ2000の供与も正式に発表。ウクライナ兵を訓練するため同国に欧州諸国が軍事教官を派遣する計画にも前向きな姿勢を示している。