フランス下院選、極右RNが引き続きリード固める-最新世論調査

AI要約

極右政党・国民連合(RN)がフランス国民議会選挙でリードを強化し、中道与党を大きく引き離していることが複数の世論調査で明らかになった。

有権者は経済運営に関して、他のグループよりもRNへの信頼を高めており、経済に関する正しい決断を下すとしてRNを支持している人が増加している。

マクロン大統領は自ら率いるグループが欧州議会選挙で敗北したことを受け、国民議会の解散と新たな選挙実施を決定した。

(ブルームバーグ): フランス国民議会(下院)選挙を1週間後に控え、極右政党・国民連合(RN)が引き続きリードを固めたことが複数の最新世論調査で分かった。マクロン大統領率いる中道与党「再生(RE)」を大きく引き離している。

仏紙トリビューヌ・ディマンシュに23日掲載されたエラブの世論調査では、マリーヌ・ルペン氏率いるRNの支持率は36%。左派連合は27%、マクロン氏のREはわずか20%だった。

同日公表されたイプソスの世論調査によれば、マクロン氏の支持率は4ポイント低下して28%となった。

有権者は経済運営に関して、他のグループよりもRNへの信頼を強めていることが、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が23日発表したイプソスの調査では明らかになった。RNには政府の経験が乏しく、詳細な資金計画がないにもかかわらずだ。

同調査によると、生活水準の向上やインフレ対策など、経済に関して正しい決断を下すとしてRNを信頼している有権者は全体の25%に上った。左派連合とREに信頼を寄せている有権者はそれぞれ22%と20%にとどまった。

マクロン仏大統領は今月行われた欧州議会選挙で自ら率いるグループが惨敗したことを受け、国民議会の解散と新たな選挙実施を表明した。第1回投票は6月30日、第2回投票は7月7日に予定されている。

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原題:New Polls Show French National Rally Forging Ahead of Macron (1)(抜粋)

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