EU、支援金最大60%拠出 ウクライナに、ロシア資産活用

AI要約

イタリアのジョルジェッティ経済財務相は、欧州連合加盟国が最大60%を拠出する500億ドル規模のウクライナ支援に関して明らかにした。

支援は先進7カ国首脳会議で合意され、EU加盟国は50~60%を融資形式で拠出することが決定された。

日本や米国、カナダ、英国との分担については今後の協議を行う予定。

 【ブリュッセル共同】イタリアのジョルジェッティ経済財務相は21日、ロシアの凍結資産を活用する500億ドル(約8兆円)規模のウクライナ支援に関し、欧州連合(EU)加盟国が最大60%を拠出すると明らかにした。ロイター通信が報じた。

 支援は、イタリア南部プーリア州ファサーノで今月中旬に開かれた先進7カ国首脳会議(G7サミット)で合意した。イタリアはG7議長国を務めている。

 ジョルジェッティ氏はEUの閣僚理事会が開催されたルクセンブルクで「EU加盟国は支援額の50~60%を融資の形で拠出する」と述べた。日本と米国、カナダ、英国との分担は、これから協議を始めるとも説明した。