「国防力を強化」台湾・頼総統、就任1カ月の節目で会見

AI要約

台湾の頼清徳総統が中国の圧力に対抗する姿勢を示し、民主・自由・立憲的な生活様式を守り抜く決意を表明。

中国の軍事演習に対し、頼総統は台湾の抵抗を強調し、国際社会の支援に感謝。

G7サミットの首脳声明を称賛し、台湾の国防力強化と平和維持への取り組みを強調。

「国防力を強化」台湾・頼総統、就任1カ月の節目で会見

 台湾の頼清徳総統は19日、就任から1カ月の節目の記者会見に臨みました。

 台湾への圧力を強める中国については「中国は軍事力に加え、非伝統的な強制手段で台湾を屈服させようとしているが、台湾は屈しない。民主・自由・立憲的な生活様式を守り抜く」と述べました。

 中国は5月20日の頼総統の就任式直後から、台湾周辺で軍事演習を実施するなど、圧力を強めています。

 頼総統は会見で中国の動きなどについて問われ、イタリアで6月開催されたG7サミットに言及し、首脳声明が「台湾海峡の平和と安定の維持は、国際社会の安全と繁栄に欠かせない」などとしたことに、「非常に感謝したい」と表明しました。そのうえで、特に米国政府と議会の支援に感謝しつつ、「今後も台湾の国防力を強化していく」「民主陣営とともに、台湾海峡の平和と安定のために抑止力を発揮していく」と述べました。(ANNニュース)