遠戚女性を国防次官に任命 プーチン大統領、人事刷新

AI要約

ロシアのプーチン大統領が国防省幹部人事を発表し、遠戚のアンナ・ツィビリョワ氏を国防次官に任命した。ショイグ前国防相に近かった4人の国防次官を解任した。

プーチン氏は国防相を経済専門家のベロウソフ氏に交代させ、軍と経済部門の連携を図るため国防省幹部の刷新を進めている。

ツィビリョワ氏はセルゲイ・ツィビリョフ氏の妻であり、ウクライナ侵攻に参加した軍人らを支援する基金のトップを務めてきた。

 ロシアのプーチン大統領は17日、遠戚に当たるアンナ・ツィビリョワ氏を国防次官に任命するなどの国防省幹部人事を発表した。ショイグ前国防相に近かったとされる国防次官4人を解任した。ツィビリョワ氏はウクライナ侵攻に参加した軍人らを支援する基金「祖国の守護者」でトップを務めてきた。

 侵攻が長期化する中で、5月に5期目に入ったプーチン氏は国防相をショイグ氏から経済専門家のベロウソフ氏に交代。軍と経済部門の連携を強め、国防省幹部の刷新を続けている。

 ツィビリョワ氏は5月にケメロボ州知事からエネルギー相に抜てきされたセルゲイ・ツィビリョフ氏の妻。