NATO即応部隊50万人到達 ロシア侵攻受け、目標上回る

AI要約

北大西洋条約機構(NATO)の即応部隊が50万人規模に達し、ロシアのウクライナ侵攻に対応することができる状況になった。

NATOの指揮下への兵力提供が過去最大規模であり、組織全体の即応性が高まっている。

加盟国間でNATOの調整役としての役割が強化され、ウクライナ支援においても重要な存在となっている。

NATO即応部隊50万人到達 ロシア侵攻受け、目標上回る

 【ブリュッセル共同】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は14日、ブリュッセルでの国防相理事会後に記者会見し、危機に短時間で対応する「即応部隊」が50万人規模に達したと明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻を受け、2022年の首脳会議で4万人から30万人規模に増員することで合意していたが、目標を大幅に上回った。

 ストルテンベルグ氏は「加盟国が過去数十年に見られない規模で、兵力をNATOの指揮下に提供している。あらゆる領域で高い即応性を整えている」と誇示した。

 ウクライナに対する武器供与や軍事訓練を巡っては、加盟国がNATOの調整役としての役割を拡大することで合意した。