南ア下院、大統領選出へ 14日招集、連立協議は難航

AI要約

南アフリカの憲法裁判所が5月の総選挙結果を受けて、大統領選出の下院本会議を14日に招集することを発表した。

与党ANCは過半数割れに追い込まれ、ラマポーザ政権続投への連立協議が難航している状況だ。

挙国一致政権を目指すANCだが、連立の構図は固まっておらず、連立相手には様々な野党が浮上している。

 【アクラ共同】南アフリカの憲法裁判所は10日、5月の総選挙の結果を受けて、大統領を選出する下院本会議を14日に招集すると発表した。与党アフリカ民族会議(ANC)は1994年の民主化以来初となる過半数割れに追い込まれ、ラマポーザ政権続投へ向けた連立協議は難航している。

 ANCは各党を幅広く巻き込んだ挙国一致政権を目指すが、一部野党が反発しており連立の構図は固まっていない。連立相手には白人主体で親欧米の民主同盟(DA)のほか、ズマ前大統領の新党、民族の槍(MK)や急進派、経済的解放の闘士(EFF)などが浮上している。