アゾフ旅団、米兵器使用解禁へ

AI要約

ウクライナの軍事組織「アゾフ旅団」は米国から供与された兵器の使用を容認され、新たなページが開かれた。

アゾフ旅団のルーツには極右メンバーも参加しており、ロシアはネオナチ集団だと主張しているが、米国は人権侵害の証拠が見つからなかったと認めた。

旅団は現在、国家親衛隊に編入されており、かつての英雄的な役割を果たしていたこともたたえられている。

アゾフ旅団、米兵器使用解禁へ

【AFP=時事】ウクライナの軍事組織「アゾフ旅団(Azov Brigade)」は11日、米国がウクライナに供与した兵器について、同旅団による使用を容認する決定を下したのを受け、「新たなページが開かれた」と歓迎した。

 アゾフ旅団のルーツ「アゾフ大隊(Azov Battalion)」には極右メンバーも参加しており、ロシアはいまだにネオナチ(Neo-Nazi)集団だと主張している。

 しかし、米国務省は、旅団について精査した結果、人権侵害の証拠は見つからなかったと表明。かつての民兵組織とは異なる組織であり、米国が供与する兵器の使用は可能との判断を示した。

 旅団は現在、国家親衛隊に編入されている。

 旅団の前身の「アゾフ連隊(Azov Regiment)」は、ロシアによる侵攻の初期に南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)の防衛戦で名をはせた。米国務省報道官も当時の「英雄的な役割」を改めてたたえた。【翻訳編集】 AFPBB News