オーストリア航空機、飛行中にひょう直撃で損傷

AI要約

オーストリア航空の便が積乱雲に遭遇し、ひょうの直撃で機体が大きく損傷した。

乗客173人、乗員6人を乗せていたA320型機は無事ウィーンに着陸したが、機首部分に大きな破損が見られた。

機体の損傷状況の詳細な調査が進められており、過去にも他の航空機が大気現象に巻き込まれた事例がある。

オーストリア航空機、飛行中にひょう直撃で損傷

(CNN) オーストリア航空によると、9日にオーストリアの首都ウィーンへ向かっていた便が、到着前に発達した積乱雲に遭遇し、ひょうの直撃で機体が大きく損傷した。

この便はエアバスA320型機で、乗客173人、乗員6人を乗せてスペインのマヨルカ島を出発した。同航空によれば飛行中に遭難信号を出したが、無事ウィーンに着陸した。

SNSに投稿された写真には、大きく破損した機首部分が写っている。操縦室の上のパネルが曲がり、窓ガラスにひびが入っている。

オーストリア航空が10日、CNNに出した声明によると、操縦士らは気象レーダーで事前に雲は観測されなかったと話している。

機体の損傷状況について、詳しい調査が進められている。

飛行中の旅客機を襲った大気現象としては、先月シンガポール航空機が激しい乱気流に巻き込まれ、乗客1人が死亡、70人以上が負傷。同じ週にカタール航空機も乱気流に遭い、12人が負傷した。