ウクライナ軍機が初のロシア国内攻撃 英メディア報道「直撃を確認」

AI要約

ウクライナ軍機がロシアの標的を攻撃し、露軍司令施設に被害を与えたと報道された。

欧米諸国は、供与兵器による露国内攻撃を容認しており、ウクライナは自国製兵器を使用している。

米国もハリコフ州周辺など国境地域に限定して露国内攻撃を認めた。

ウクライナ軍機が初のロシア国内攻撃 英メディア報道「直撃を確認」

英スカイニューズ・テレビ(電子版)は9日、ウクライナの軍事消息筋の話として、ドローン(無人機)以外のウクライナ軍機がロシアによる侵略後初めて露国内の標的を攻撃したと伝えた。

欧米諸国は今月上旬までにミサイルなどの供与兵器による露国内への攻撃をウクライナに容認したが、スカイニューズは「攻撃に使われた兵器は欧米製かどうかも含めて明らかにならなかった」とした。

スカイニューズが伝えた消息筋の話によると、攻撃は9日、ウクライナ東部ハリコフ州に接する露西部ベルゴロド州の露軍司令施設を標的として実施。消息筋は「被害状況は確認中だが、直撃を確認した」と述べた。

欧米諸国は従来、ロシアとの直接衝突に発展する事態を警戒し、自国領内で使用するとの条件でウクライナに兵器を供与。このためウクライナは、露国内の目標を攻撃する際に自国製のドローンや地対地ミサイルなどを使用してきた。

しかし5月上旬に露軍がハリコフ州への越境攻撃に着手したことを受け、欧米は供与兵器による露国内攻撃を容認。米国はハリコフ州周辺など国境地域に限定して露国内攻撃を認めた。