【フィリピン】プライム、資源回収の施設完成

AI要約

フィリピンのエネルギー大手プライム・インフラストラクチャー・キャピタルは、パンパンガ州ポラックに建設した自動資源回収施設の完成式を開催した。

施設は1日最大5,000トンの固形廃棄物の受け入れが可能で、80~90%を回収・再資源化することができる。

同社は廃棄物管理を展開し、サステナブルな燃料製造施設への投資も計画している。

 フィリピンのエネルギー大手プライム・インフラストラクチャー・キャピタルは5日、マニラ首都圏北方のパンパンガ州ポラックに建設した自動資源回収施設の完成式を開いた。廃棄物燃料の製造を最終目標としている。

 廃棄物管理子会社のプライム・インテグレーテッド・ウェイスト・ソリューションズを通じ、自動化など最新技術を備えた大規模施設を新たに建設した。1日最大5,000トンの固形廃棄物の受け入れが可能で、うち80~90%を回収・再資源化する。

 同社は2月に中部セブ州で資源回収施設を完成させており、新たな施設は自社2カ所目となる。新規開発としては初となる。

 プライム・インフラのギヨーム・ルッチ社長兼最高経営責任者(CEO)は、プライム・インテグレーテッド・ウェイスト・ソリューションズを通じ、廃棄物管理を大規模に展開していくと表明した。

 回収資源をサステナブル(持続可能)な燃料に添加することが最終目標で、船舶や航空機、トラック向け燃料を廃棄物から製造する施設にも投資する計画を示した。