中国のドローン会社 エベレストで飛行テスト 高度6千メートルで荷物輸送

AI要約

中国のドローンメーカーがエベレストの標高6000メートル地点で荷物輸送のテストを行った。

テストでは重さ15キロの荷物を搭載し、最高標高6200メートルまで飛行した。

ドローンの活用により、エベレストの廃棄物回収や物資輸送、人命救助が期待される。

中国のドローン会社 エベレストで飛行テスト 高度6千メートルで荷物輸送

中国のドローンメーカーがエベレストの標高6000メートルの地点で、荷物を輸送するテストを行いました。

中国国営の新華社通信などによりますと、ドローンの輸送テストは4月下旬から5月にかけて中国のドローンメーカー「DJI」がネパールのドローン運用会社などと協力して行いました。

エベレストのネパール側にある標高5300メートルのベースキャンプと標高6000メートルの地点を、重さ15キロの荷物を積んで往復したとしています。

また、飛行した中で最も高い標高はおよそ6200メートルに達したということです。

エベレストでは大量の廃棄物が問題となっていて、経験豊富な登山者が人力で回収したり、ヘリコプターで輸送したりしていますが、遭難のリスクや高い輸送コストが課題となっています。

中国メディアによりますと、ドローンを活用することで廃棄物を回収する際の負担を軽減できるほか、標高が高いところへの物資の輸送や、人命救助の場面でも活躍の期待が高まっているということです。