米検察「歯の治療費すら盗んだ」 水原被告を批判

AI要約

日本人男性が米国で銀行詐欺を行い、大谷翔平選手からも治療費を盗んだ事件が発覚。

水原一平被告は、治療費支払いのために大谷選手から受け取った小切手の金を着服したとされる。

連邦地検は水原被告の禁錮刑宣告時に、強制送還の可能性を指摘している。

 【ロサンゼルス共同】米連邦地検のエストラダ検事は4日、ロサンゼルスで記者会見し、銀行詐欺などの罪を認めた水原一平被告について「歯の治療費すら盗んだ」と批判した。連邦地検によると、被告は大谷翔平選手から治療費として6万ドル(約930万円)の小切手をもらいながら治療費を大谷選手の口座から支払い、小切手の金を着服した。

 エストラダ氏は、水原被告が10月の量刑で禁錮刑を言い渡された場合「日本へ強制送還されるリスクに直面することになる」と指摘。司法省などによると、水原被告は米国籍を持たず、永住資格で米国に滞在している。実際に強制送還するかどうかは入国管理当局が決めるという。