水原被告が有罪答弁へ 大谷選手から27億円詐取 米裁判所

AI要約

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳が銀行詐欺と虚偽の税務書類作成の罪で有罪答弁し、裁判所に出廷した。

水原一平被告は大谷選手の銀行口座から約1700万ドルを不正送金し、22年分の確定申告で不正によって得た所得を申告しなかったとされている。

裁量の大きい連邦判事を前に再度出廷した水原被告は、連邦検察との司法取引に基づき有罪答弁を行う見通しとなっている。

 【サンタアナ(米カリフォルニア州)時事】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平被告(39)が4日、カリフォルニア州サンタアナの裁判所に出廷した。

 連邦検察との司法取引に基づき、銀行詐欺と虚偽の税務書類作成の罪について有罪答弁を行う見通し。

 起訴状によると、水原被告は2021年以降、違法賭博で抱えた借金返済のため、大谷選手の銀行口座から約1700万ドル(約27億円)を不正送金。22年分の確定申告で、不正によって得た所得を申告しなかったとされる。

 水原被告は5月に「刑事被告人」として初出廷したが、治安判事に禁錮1年以上の罪を扱う権限がなかったため、形式的に無罪を主張した。今回、裁量の大きい連邦判事に変更され、仕切り直しとなった。